技術研究 1
  
        1999年3月  第2回ゴールド愛知大会開催記念 発信  為国


 ≪A≫・基本練習

 T・ストローク(手でトス→ラケットでトスされたボールを打つ)

 

(1)横のフットワーク(Aはオアハンド,@はバックハンドストで)

    活動の仕方

   ・試技者はほぼ中央の位置にてボールを待つ
   ・@はバックハンドストロークで返球
   ・Aはフオアハンドストロークで返球
   ・@とAを交互に10球ずつ
   ・慣れてきたら@からストレート叉はクロスに打ち分ける
   ・Aからも同様に打ち分ける 


         指導者O  A
●●
 ●
 @



    留意点

    ・2,3球で止めずに10球以上続ける
    ・ボールの出すタイミングはストロークで返球のタイミングで
    ・バックが苦手な人には緩くやや短いボールを出す
    ・ラケットの握り方
     イースタン・・ドライブはかけ難い正確に打てる。が初心者にはこの持ち方から
     ウエスタン・・・ドライブがかけ易くスピードボールに対応できる
     セミウエスタン・・上の良いところを兼ね備えている
     コンチネンタル・・ドライブを強くかけるのに適している。コントロールが難しい












 (2)前後のフットワーク(@、A、Bともフオアハンドストロークで)

    活動の仕方

     ・コートの右端に待機
     ・@→ネット前→Bの順で指導者から出されたボールを打つ
     ・2〜3個の球拾いをしてから順につく
     ・能力に応じて返球に工夫をする

                  Aはコートの中

         指導者O B
@

    留意点
 
     ・早く動いて一旦止まってから打つ
     ・人数が多い時は球拾い役と2つに分ける
     ・1コート4〜5人くらいが適当





 (3)横のフットワーク(回り込んで打つ)

    活動の仕方
     ・ほぼ中央に位置して待機
     ・@は回り込んでフオアハンドで打ち、Aも@から素早く大きく動いて横の
      フットワークを生かしてフオアハンドで打つ
     ・上記を3回続けたら交代

      指導者O A
●●●●
@

    留意点
     ・@は回り込んで打つので指導者はAから@への球出しはゆっくり出す
     ・余裕があればストレート,クロスを打ち分ける
     ・横のフットワークは早くボールの落下地点に行くために、初めは大また、ボール
      の近くでは小またでコントロールする
     ・1コート4人くらいが適当










 (4)ストレート打ち(芝を離す)

    活動の仕方
     ・1コートを2つに分ける(間隔1m)
     ・AとC、BとDで半コートを使ってストレート打ち
     ・5分後にAとBが交代、更に5分後にCとDが交代

       

    留意点
     ・少々コートからボールが逸れても続ける。しかし、バックアウアトは止める
     ・何球続くか競争すると緊張感を得て練習できる








 (5)クロス打ち

    活動の仕方
     ・4人が1コートに入り、お互いにクロスで打つ
     ・5分後にAとBが交代、更に5分後にCとDが交代


   B 
   A 

    留意点
     ・体やラケットがお互いに当たらないように注意
     ・大きく外れたボールは無理して打たない
     ・特にベースラインから出たボールは打たない(相手に出たことを知らせる意味でも)













 (6)効率的な練習(多人数の場合)

    活動の仕方
     ・Pは対角へ(y地点)へ、Qは反対側(x地点)へ球出し
    ・abcはバックハンドストローク
    ・defはフオアハンドストローク
    ・10球打ったらaはfの後ろへ、dはcの後ろにつく
    ・ストレート5本、クロス5本
    ・ボール拾いも6人いれば12人が1コートで練習できる
 

    指導者Q
a b c
    指導者P d e f


    留意点
     ・調和のとれたグランドストロークのため次の事柄を念頭に入れて行なう
       つま先スタート 
       フートワーク
       膝の屈伸と重心の移動
       肩,腰の回転と重心の移動
       肘の曲げ伸ばし
       左手の活用



































 
 Uサービス

  (1)サービスの練習1(サービス病対策)

    活動の仕方
     ・足を逆にして打つ
     ・テイクバックを大きくしたり,小さくしたり
     ・手の平で打つように、ボールをよく見て、ラケットの方向を真っ直ぐに
      押し出す
     ・インパクトのイメージ、強弱力の入れ方,トスの上げ方、回転をかける
      などいろいろな要素を考えて自分の合う方法を編み出す


       O
  
← O Oネット近くより始めてだんだんと
      べースライン近くで。


    留意点
     ・ネットを移動して入れるコートを広くすると安心する
     ・サービスの位置をベースラインの前3m,2m、1mから行なう
     ・インパクトはつま先前あたりで(ボールが良く見える位置)
     ・ラケットを立てないこと



 


  (2)サービスの練習2(コース狙い)

     活動の仕方
      ・ベースライン近くの右側,中央,左側を狙って30球づつ打つ
  

     O


    留意点
     ・当たると動くテッシュペ^パーなど置いて置くと解かりやすい
     ・ラインテープを張ったり、コートの端をまくっておく方法











   (3)サービスの練習3(コース狙い)

     活動の仕方
      ・ベースライン近くの長いサービス
      ・ネット近くの短いサービス

      O


    留意点
     ・狙う地点を呼称してからサービスを行なう
     ・30球単位で行なう







  (4)サービスの練習4(壁を利用した練習)

     活動の仕方
      ・壁の跳ね返りを利用した練習
      ・壁から6m弱離れた所からサービス
      ・壁から1m離してネットを立てる

        

 
   留意点
    ・ネットすれすれのサービスを出す
    ・白帯を狙うとよい
    ・壁とネットの間にボールが多くたまるとよい
    ・能力に応じてネットを壁から離す










  Vボレー

  (1)ラケットの面作り

    活動の仕方
     ・2人キャッチボール(横向きで)20球づつ(以下同じ数)
     ・1人が投げ1人はラケットで打つ
     ・指導者Aから投げられたボールを立ちボレー(バック面)
     ・指導者Aから投げられたボールを座りボレー(フオア面)
     ・指導者Bの位置からラケットで打たれたボールを座りボレーと
      立ちボレーで行なう
     ・連続ボレー

    

     指導者O



    留意点
     ・立ちボレーではラケットのヘッドをできるだけ立てる
     ・面はネットに平行
     ・ラケットを振らない(オーバーネットに注意)





  (2)サービス&ボレー

    活動の仕方 注(ルール改訂で行なわれなくなった)
     ・サービス&ボレー(コートの中央よりサービス)20球
     ・サービス&ボレー(ベースラインよりサービス)20球
     ・逆サイドからも同様にして行なう

     指導者O


    留意点
     ・ラケットのヘッドを下に向けない
     ・ラケットは振らないで押し出す
     ・アプローチの仕方は相手の打点と自コートのコーナーを結んだ線の中












 

 (3)サービス&レシーブからボレー

    活動の仕方
     ・サービス&ラリー(シングルス)
     ・ラリーで短いボールが来たとき、前に出ながら相手のバックサイドに
      ボールを送りながらボレー態勢に入る
 

     指導者O ●●●


     留意点
     ・短いボールはすくい上げるようにしてスピンをかける
     ・短いボールとはベースラインの前で打つようなボール







  (4)ダブルボレー

     活動の仕方
      ・ダブルスのサービス&ボレー
      ・Aがレシーブ、Bがボレー、続けてAがボレー
      ・5球でAとBが交代
      ・バックサイドも同様にして行なう

     指導者O


    留意点
     ・Bがボレーしてからの動き
       しゃがむ,横へ移動
     ・AはBの後ろ中央にて待つ








 ≪B≫・応用練習
                    緊張感を得ての練習


  (1)3人でのラリー戦

    活動の仕方
     ・3人1組で行なう
     ・2回ミスしたら交代。残りの人のミスは0に戻す
     ・交代して入った人のサービスから再開
     ・ラリー中のネットインは有効

    A

                 C
   留意点
    ・1回ミスしたらワンミスまたはリーイチと呼称してプレッシャーを与える
    ・上級者は1回ミス、初級者は3回ミスとハンデイをつけて行なうとより
     緊張感を高めることができる





  (2)5人でのラリー戦

    活動の仕方
     ・5人1組で行なう
     ・2回ミスしたら交代。残りの人のミスは0に戻す
     ・交代して入った人のサービスから再開
     ・ラリー中のネットインは有効
     ・交代は素早く行なう

     B
     A
       E(F)

     留意点
      ・1回ミスしたらワンミスまたはリーイチと呼称してプレッシャーを与える
      ・上級者は1回ミス、初級者は3回ミスとハンデイをつけて行なうとより
       緊張感を高めることができる
      ・6人1組でも可能(ダブルス戦)





  (3)サービス&ボレー(シングルスで相手を倒せ)

    活動の仕方
     ・ABCそれぞれが各自カウントをとりながらサービス&ボレーを行なう
     ・Aがライバルに1ゲーム勝てばライバルと交代。ライバルはCの後ろに
      つく。BCの今までのポイントは無効。
     ・Aがライバルに負けたらCの後ろにつき最初からやり直す。BCの今ま
      でのポイントは有効。

       A


     留意点
      ・ライバルとはシングルスの試合を1ゲームする積りで行なう
      ・ライバルの位置に指導者を置いて挑戦するもよし
      ・ライバルと力の差がある場合は適当なハンデイをつける









  (4)サービス&ボレー(ダブルスで相手を倒せ)

    活動の仕方
     ・(3)をダブルスに置き換えて行なう
     ・人数の多い時は有効
    

            


    留意点
     ・(3)と同じ












  (5)ダブルスペアの強化練習

    活動の仕方
     ・ダブルスのサービス&ボレー
     ・指導者がフオアサイドからサービス、Bがボレー
     ・ダブルスペアABには持点5を与える
     ・成功したら1ポイントを与え,失敗したら1ポイントを減ずる。
     ・10ポイントになるか0ポイントになったらバックサイドで同様に。

       指導者O



    留意点
     ・Aはダブルボレーに出る
     ・ハンデイをつけたり持点を適当に変えて行なう








  (6)10ポイント制のラリー戦

  活動の仕方
   ・AとBでシングルス10ポイント試合
   ・他のものも同様にして行なう
   ・4人ぐらいで行なうのが適当

     A


    留意点
    ・能力別の法が興味大
    ・ハンデイつけるもよし









  (7)防球ネットに当てよう

    活動の仕方
     ・相手の出すサービスをレシーブした際、ネット際に立てられた防球
      ネットに当てる
     ・10球試技して成功した数を記録する

      指導者O

                     ↑防球ンネットを立てる

               

    留意点
     ・初心者には防急ネットをネットから離す
     ・力強く打つこと
     ・ネットすれすれを狙う






  (8)サバイバルラリー戦

    活動の仕方
     ・4〜5人を1チームとして2つのチームがコートに相対して入る
     ・順にラリーを続けるがミスした者はラリーに参加できない
     ・最後に残ったものがチャンピン
     ・時間を2分と制限して残った人数で勝敗を決する
     ・途中で全員いなくなればそのチームは時間内でも負け

              



     留意点
      ・ボレーは無し
      ・カットしたり,早いボールを出して相手のミスを誘う



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